行事と日々の出来事
行事と日々の出来事
地域移行 自活訓練棟での生活を終えて
5月21日から6日間、自立に向けた活動を行う、チャレンジクラブの取り組みとして利用者さん(以下、Aさん)が自活訓練棟を使用しての生活を行ないました
*自活訓練棟とはグループホームなどでの生活を想定し独り暮らしの練習が出来る個室です。
Aさんは2年ほど前からあきる野市役所にある喫茶店の「トライアングル」にて週1回の就労訓練を行っています。
また、日常生活では棟生活での役割やチャレンジクラブなどを通じて多くのことを学び経験を積んできました
それらの経験をさらに伸ばし、自信に繋げてもらいたいという職員の思いと本人の意思もあり今回の取り組みを行ないました。
Aさんは最初は緊張していましたが、初日から時間になると食事や作業時間に自分から来て、柔軟に対応していました
部屋ではTVやDVDを見ながらのびのびと過ごしていたようですが、人恋しい時もあったようで庭に出て職員を見つけるとコミュニケーションを取っていました。
*以前は積極的にコミュニケーションを取る事は少なかったのですが、今回の取り組みで自主的にコミュニケーションを取るようになり人の温かさを触れるようになりました。
6日間を通して大きな問題もなく無事に終えることが出来ました。
Aさん曰く、「またやりたい」と笑顔で言っていました。
私たち自立支援係は入所している利用者さんの意思を尊重して就労や地域移行の手助けをする係です。
今回の取り組みはAさんにとっても私たち職員にとっても大きな一歩になりました
今後は施設内に留まらず、地域の方や就労相談所などの外部の方とも連携が必要になってきます。
今後、お世話になると時がありましたら、どうぞよろしくお願いいたします。
自立支援係リーダー 小澤 章男
玉の内清掃 & 余暇時間を終えて
5月31日(日)に当施設がある自治会の清掃活動に職員3名、利用者3名が参加させていただきました
地域の方への感謝の気持ちを持って、毎年参加させていただいています。
利用者さんもやる気がみなぎり、いつもより早い時間に身支度を終え、予定時間前に出発をしました。
朝食は施設で食べないで、近くのコンビニで購入して食べました
普段の朝食とは違いハンバーガーやサンドイッチを頬張っていました
8時前に集合場所へ移動し、元気よく「おはようございます」とあいさつを行い、地域の方とコミュニケーションをとりました。
8時になり清掃活動が始まりました。
たばこの吸い殻や小袋に入った多数の乾電池や空き缶、空きペットボトルが多く捨てられている現状に悲しい気持ちになりました
それらのゴミを地域の方と一緒に1つ1つ1時間近くかけて取っていきました。
利用者さんも汗を流しながら一生懸命ゴミ拾いを行いました。
集まったゴミはゴミ袋10袋分ぐらいになり驚きました。
それだけ、多くの人がゴミを捨てていることに気が付き残念な気持ちになりました
時刻は9時過ぎ、頂いたお茶と一緒にドライブ開始です
今回は檜原村を抜け上野原へ向かいました。
車内では今回のドライブ用にTVとDVDプレイヤーを設置し、歌を歌いながら楽しく行いました。
今回のドライブでメインとなる上野原ICから高速道路に乗って山の子に向かいました。
途中の藤野PAでトイレ休憩とお茶休憩をゆっくりとり、ドライブ再開です
年に1度の今回の活動を振り返りながら山の子の家へと戻りました。
当施設では地域の方との連携を大切にし、清掃活動や地元のイベント等にも参加をしています。
今後ともよろしくお願いいたします。
自立支援係リーダー 小澤 章男
たんぽぽ棟・さくら棟合同1日外出を終えて
さくら棟旅行に行ってきました!!
平成26年11月20日(木)と21日(金)の一泊二日で、群馬県磯部方面へさくら棟旅行に行って参りました
1日目は全体で行動を共にし、昼食に横川の『峠の釜めし・おぎのや』にて名物の釜めしを堪能、その後、『碓氷峠鉄道文化むら』を観光し、宿へと向かいまし。
宿には利用者の方々が馴染みのある『かんぽの宿 磯部』を選び宿泊
温泉で疲れを癒し、夜には利用者と職員とで宴会を催し楽しみの時間としました。
2日目には利用者の希望を基に、二班に分かれての行動。
一班は高崎観音をお参り、昼食にネットで有名な隠れ家蕎麦屋で昼食を食べました
もう一班は山田かまち美術館を見学、その後、東松山まで国道ドライブを楽しみ昼食としました
各々最寄りのインターより高速に乗って帰園。
事故や怪我などなく、無事終了となりました
今年度は棟の職員体制が大きく変わったことから、棟利用者と職員との親睦を深める上でも大切な時間となりましたが、利用者と職員との交流も“旅行ならでは“と一層深まり、利用者にとっても職員にとっても良い時間を過ごせた旅行となりました。
さくら棟リーダー 峰岸 亨
わたしたちの”みらい”のこと
地域移行の聞き取り調査を終えて
11月14日(金)に各棟に別れて、地域移行の聞き取り調査とグループホームの様子をまとめたプロモーションビデオを上映しました。
このプロモーションビデオは、昨年度からの自立支援係の取り組みで、山の子の家の利用者さんがグループホームの生活の様子を、視覚的に分かりやすく理解できるように作成をしました
内容は山の子の家からグループホームまで近くにあることを宇宙から見たり、ヘルパーさんと一緒に千葉や浅草など外出に行き、入所施設の余暇時間だけでは、なかなか利用者の希望に添えないことでもヘルパーさんと一緒なら希望に添えることを上映しました
*現在の山の子の家では各利用者さんの平等性を大切にしているため、旅行や棟活(外出)の回数は概ね一定となっています。
中には「もっと外出をしたい」と希望している利用者さんがいますが、この「平等性」の関係で希望に添えない状態です。
しかし、グループホームで生活するとヘルパー外出が利用でき、外出などの要望を叶えることができます
みなさん、興味津々でテレビ画面を見ていました
誰もが気になる食事は山の子の家と同様に調理員さんがあつあつでおいしい食事を作ってくれて提供されている場面が映るとテレビ画面に食いついて見ている方もいました。
上映後の聞き取り調査では、山の子の家に残りたいと希望を出した方ももちろんいますが、「グループホームに行きたい」「交流をしたい」「見学に行きたい」と、興味関心を持って頂けました
現在、第三のグループホーム開設に向けて協議をしています。
今回の聞き取りの調査結果を基に、利用者にとってより良い生活環境の構築ができるよう検討しています。この一歩は、我々だけでは成し得ず、ご家族や地域住民の方のご理解やお力も借りることで踏み出せます
どうか、その時が来たらお力を貸して頂けると幸いです
これからも、利用者の意思を尊重し、実りある生活が送れるように支援をしていきます
自立支援係リーダー 小澤 章男